施設に繋がってくるボロボロのギャンブラーと会うたびに思う。生きていて良かった、何とかなるという思い。同時に湧き上がる、こうなる前にどうしてという思い。
そして僕らは自己否認するかのように、一次予防や二次予防の大切さに回帰する。
つまりこういう事だ。
一次予防や二次予防で100%の効果があれば、施設につながらなければならない状態の三次予防の必然性は存在しないという事。
さて各自治体では、行政主導で依存症対策ほにゃらら会議みたいなものが開かれているのをご存知だろうか。
もちろん行政主導の依存症対策だから公益が求められるのだけど、方法論がアップデートされない。
特に最近の依存症への入り口は人から人へではなく子供でも扱うスマホからだ。
依存症発症の若年齢化はそれが原因とも考えられているし、僕自身の体感としてもここに異論はない。
にもかかわらず、予防のための冊子やポスターの制作を。そしてそれを配布する場所を改めようとのマイナーチェンジがその会議のテーマだ。
いやいや、そうではない。
ポスターが貼られている前ではなく、皆んなスマホのある下を見てるよ。見る場所に予防した方がいいと僕は思っている。
前置きが長くなったけど、行政のスピード感では追いつかない問題をパパッと実験できるのが民間だと思うので、今年度COBYPLANの予算にSNS対策を独自に盛り込むことにした。
この実験の目的と方法、期待する効果は以下。
目的:
より公益な対策は行政主導で行った方が費用対効果が高いのでお願いしたい。その実績作りとして実験を行う。
方法:
SNSを通じて、依存症対策のための窓口を開設する。
集客が目的ではないので、配置した窓口の相談者は対象者の状況に応じてしかるべき機関へ誘導する。
相談者にはどこからたどり着いたか確認する。
SNSのアクセス数を解析する。
これらSNSの運用から集計、報告書作成まで専門の業者へ外注。
一次予防や二次予防としての効果検証、外注費や人的労力を鑑み費用対効果を数値化したものを依存症対策ほにゃらら会議に提出。
期待する効果:
開設したSNSアカウントを介して相談窓口への相談件数が増加する。(なお、実験のために予算を続けられないのでSNSのアカウントは年度末で閉鎖)
来年度以降は行政主導で公益なものとして運用される。
以上
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