COBYPLAN

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連載4人目

2023/10/05

この企画を始めたトクスケが、

次々に記事を持ってくるので僕の仕事が回らなくなった来た事は本人には言ってません。彼は大好きなサッカーであっても、ゴールシーンだけを見ればよく、音楽はサビだけのプレイリストを作ってしまう、絵に描いたような結果至上主義の典型的ギャンブラーなのですが、こちらがバテそうです。せっかく書いたのに、まだ自分のが連載されてないじゃないか?って利用者同士でトラブルになるのも面白いかも知らないなぁと意地悪したくなりますが、まぁもう少し付き合おうと思う。

一応海外の有名な言葉、

はやく行きたければ1人で行け。

遠くに行きたければみんなで行け。

をプレゼントしておきました。

 

では、4人目。

皆様ごきげんよう。

ギャンブル依存症のたかちゃん24歳です。

留置所を釈放されてそのままコビープランに受け入れてもらえました。初めは施設なんて嫌だ、馴染みたくない、いろいろと負の感情が出ていました。

ですが同じ境遇の仲間と過ごしているうちに今までギャンブルと借金に追われながらの生活から一時的に解放され日々の物事に楽しみが増えてきました。

今では毎日施設に行くことが楽しいです。(本当ですよ笑)

ギャンブルさえしなければ普通に過ごせていた毎日、当たり前にご飯・睡眠・遊びができることの大切さ、感謝を感じて過ごしています。ギャンブルのことなど全く考えなくなりました。

しかし毎日自転車を三時間ほど、ひどい時は五時間ほど漕ぎます。競輪選手にでもなれそうな勢いです。おっと、すぐにギャンブルで例えてしまいますね。

皆様これがギャンブル依存症です笑

とまあこんな感じで気付けば2ヶ月が経っちゃいました笑

僕はこんな感じですが自分に真剣に向き合い、自分が追い込まれた時今までの自分とは違うやり方・生き方を仲間や日々の生活で培っています。

社会復帰を目標にやり直すことが、今まで傷付けてきた方々に埋め合わせになるのかなと思います。

課題はたくさんありますがこれからも変わっていくたかちゃんをよろしくお願いします。

読んでいただきありがとうございました。それではみなさんお元気で。

 

連載3人目

2023/10/01

初めまして、マコといいます。いかがお過ごしでしょうか? コビープランに入寮して3ヶ月目になります。 ギャンブルにハマりだしてから15年経ちましたが、借金を作ってからどうにもならなくなり今 に至ります。 東京のギャンブル依存症の回復施設にいましたがスリップが止まらず、仲間にも内緒でギャン ブルをしてしまい、うつを発症してしまいました。 病院で治療することになり、プログラムを受けることで少しづつ回復していき、ギャンブルを 辞めたいと思うようになりました。 コビープランでお世話になって日々、回復していくうちにギャンブルの欲求も離れていき幸せ を感じています。 施設の方々や、施設併設のクリニックの先生に支られて、今生活していることに感謝していま す。
これからも日々の生活に感謝していき、今日1日を大切に過ごしていきたいと思います。

 

最近は筋トレにハマってます。

連載シリーズ2人目

2023/09/29

初めまして。 アディクト(ギャンブル依存症)のルミナス(Luminous)です。 夏から秋へ変わり目、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は、CBP(コビープラン)でお世話になって、まもなく半年といった所まで来ました。 地元で、人生二度目のどん底をつき、依存症を扱うある社団法人の方々に、CBPに繋いでいた だきました。
現在、25歳で第三の人生の準備をしているのですが、二度の底つきからどうしても心配なこと は多いですが 日々、回復中の仲間、施設のスタッフの方々、施設長さん、施設併設のクリニックの先生に支 られて、今日一日をモットーに生活をさせてもらっています。
最近、先取り不安が自分を襲うことが多く、いつギャンブル欲求が入るかヒヤヒヤすることがよくあるのですが、独りで抱え込まずに、ミーティング、診察、相談などで解決していく生活の基礎を忘れずに今も続けています。
「独りにならずに今日一日を生きる」今後もこれを忘れずに生活していきます!

 

連載決定!

2023/09/26

他の仲間の件で病院に付き合ってもらった時、

なんで最近ブログの更新しないのか?と問われたので、

時間が取れないくらい忙しいと答えた。

 

仲間一人一人に何か書かせたらいいのではないですか?とのこと。

 

という事で早速言い出しっぺのとくすけから行ってみましょう。

初めまして。 
ギャンブル依存症のとくすけです。 
秋の気配が漂い始める季節の変わり目、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
 私はコビープランにお世話になって7ヶ月が経過しました。裁判所で執行猶予が言い渡されて施設に直行してもう7ヶ月です。30後半になると時間が4倍速で進んでいるようで月日が経つのがとても早く感じますね。気がついたら新しく来た強迫的ギャンブラーもたくさん増えていてあっという間に中堅?ぐらいになったかなと思います。
 
 先日は地域の川掃除がありました。佐賀市内は川掃除が定期的にあるみたいですね。基本的に損得勘定でしか生きてこなかった私はボランティアなんて無縁です。今まで数回はやったことがありますが、自発的では無くボランティアをやれば入試に有利だからとかやればカッコがつくからとか何かしら自分にメリットがあってやる程度のモチベーションでした。今回も施設にお世話になっている以上、参加って言われたら黙ってやるしかありません。 
 
 やっている最中で近所のおばあちゃんが「キレイにしてくれてありがとね〜」と声をかけてくれてそこでやる気スイッチを押してくれて相当疲れましたが何とかやり終えました。終わった時には川がキレイになると同時に自分の汚れた心も洗われたような気分になり充実感がありました。(と言いつつも時給計算と労力計算して日当〇〇円ぐらいの仕事をしたのになと考える自分もいました。笑) 
 
 そして、川掃除が終わってから先生やスタッフが作ってくれたカレーをご馳走になりましたが、疲れた身体に染み渡るカレーはおふくろの味並みにとても美味かったな〜。ダイエット中ですが3杯も食べてしまいました…
 
 とりとめのない内容になりましたが日々いろんな事を経験させて頂いて、自分の良いところ悪いところが浮き彫りになってそれを今後どうしていくかが課題です。問題は山積みですが、今後の人生を少しでも良くしていくためにも逃げずに向き合っていきたいと思ってます。最後まで読んで頂きありがとうございました!!

こっそりやってます

2023/07/01

新聞に入ってくるパチンコ屋の広告を、

こっそりシュレッダーにかける漢RM。

 

パチンコ屋はなくらないし、

CMだってバンバンやってるじゃないかって聞いてみると、

それでもこれで欲求入っちゃう人がいるんです。

僕はパチンコは体質的に座ってられないから関係ないんですけどと。

あー、そうですかー。

毎回新聞広告をこっそりチェックしてる漢、初めて90日のキータグを貰った漢。体重も10キロ増えて健康的になった漢。

5月も盛りだくさん

2023/05/30

 

ソフトボールをやらせれば、経験者は抜群に上手く。

 

苦手な人でも参加してみる。

新しい体験をする。

サーフィンとサッカーしかしてこなかった人が、

いや正しく言うと、

‥とギャンブルしかしてこなかった人が、

 

新しい何かを獲得する。

例えばKAIは釣りや金髪を手に入れた。

ソフトボールや沖縄演舞エイサーはどうにもダメみたいだけど。

 

動物園にもいった。

見よ、檻の中のギャンブラーを!

今のままでは、いつか矯正施設に行く可能性のあるUTIと矯正施設から戻って頑張っているSU。バンバン叩いていますが、引けばいいのです。そのドアは押して入るので引けば出れるのです。

とシュールな笑いに変えてくれる彼らに感謝。

 

フットサルの大会にも出ていました。

彼らは強いのですが、

その前に髪の色と長さとチャラさが気になる。

完全な僕の偏見だけど、

野球は黒髪坊主、サッカーは長茶髪。

野球は硬派、サッカーは軟派。

試合は惜敗したみたいだけど、楽しんだ。

 

最近では、住んでいる地域だけでなく依頼の多い川掃除。

土も頑張ってました。

そういえば土はものまねがうまく、

先日パトカーの、うおーーーんという始まりの音が聞こえて、

まさか施設の誰かが!?と確認しに行くと、

土のモノマネでした。

面白いけど、いい加減にしろ笑

 

これはキャンプかな。

ASFは火おこしをやってた。

ずっと火吹き棒を咥えてたっけ・

RMNSは虫が怖いと言っていました。

ミーティング以外の時間はずっとダーツをやって、

施設の電球が切れれば危ないからと品番を確認して調達してくれる。

道路交通法に厳しく、青点滅の信号は止まる。

ギャンブルの話を世間話の中ですれば、欲求が入る人がいるのでやめた方がいい。新聞広告にギャンブル関連のものがあれば、新聞をとるのをやめた方がいい。エロの話をすれば、そう言うことは心の奥に潜めておくべきだ。

と主張する自称発達障害のRMNS。

金髪KAI。

 

 

KHは胆石で入院した。

おかげで体重が7キロくらい減ったと聞く。

これは沖縄演舞エイサー。

かっこいい!

 

 

僕はCOBYPLANのみんなの晴れ舞台を娘たちと見に行き、

熱くなった目頭を、かき氷で冷ました。

 

With money

2023/04/15

With money

you can buy a house

but not a home

With money 

you can buy a clock

but not time

With money

you can buy a bed

but not sleep

With money

you can buy food

but not appetite 

With money

you can buy a doctor

but not good health 

With money

you can have insurance 

but not safety

 

snsのショート動画で流れてきた。

 

体験談発表

2023/03/28

県の精神保健福祉センターではギャンブラー家族のための定期的な家族教室を行なっている。新しく相談される方もいれば、定期的に参加されギャンブル依存症の学びを深めているようだ。

今回はギャンブラー本人の体験談と社会資源の一つであるCOBYPLANの説明をしてくれとお呼ばれし行ってきた。

 

久しぶりに会う家族の会のメンバーさんに声をかけてもらった。

山田の兄弟かと思ったと言われたとおり、僕は髪がロングになっていてそしてところどころ明るい。いわゆるチャラ山のチャラ(い)を存分に発揮しているのだ。驚いたようだったが仕方ない。

もし僕が初めて参加する家族教室で施設の代表がそんなだったらどう思うだろう。あまり良い結果が見えてこないのでこれ以上考えるのはやめることにした。

 

体験談の発表は施設利用中の2名を指名した。

TBSとTKSのTSコンビ。

どうやってギャンブラーになっていったのか、

どれだけ嘘をついてきたのか、

どうやって辞めようとしたのか、

結果何が起こったのか、

施設に来てどうなのか。

 

包み隠すことなく、リアルを語ってくれた。

親に困ったことを相談するくらいなら反社会的な行動で対処する。

自分ではやめることができない。でもどうしていいかわからないから命をたとう。

その感覚、ここで伝える術を僕は持っていない。

それはおそらく誰も持ち得えない。リアルを語る本人がそこにいて、その場を共有した者にだけ伝わるのかもしれない。

 

話を聞いていて、施設につながってくる人たちがどれくらい崖っぷちかを再認識した。入り口での僕らの対応は間違っていないだろうか。自問自答する。

 

今施設で楽しんでいる。

この言葉を聞いて、胸を撫で下ろす。

 

今日は大事な話を聞かせてくれてありがとう。

 

お前たち〜最高だぜ!うぉ〜

(タート○トークのクラッシュばりにね)←もちろん知ってるよね!

不躾をお許しださいませ

2023/03/08

不躾なんて言葉を使うと、半分親のせいにするみたいでこれまた育ちの悪さを露呈してしまいますが、さまざまな方々から献品、本当に感謝しております。都度ご挨拶したいのですが、現場の忙しさに託けてご連絡できずにいます。

できるだけ施設自体も自立して、その中で困っている人たちへの支援をしていきたいと考えていますが、献品は非常にありがたいことです。

しかしながら、現金は不要です。

その理由はモノの価値が変わるからです。

僕は経済学者ではないので、決して物価のことを話しているわけではありません。

献品してくださる方々の思いをそのまま施設利用者に届けたいからなのですが、現金だと使われ方が不明瞭になってしまいます。いただいたものを今必要な物に変えて届けることになってしまいます。

 

お金は汎用的で便利なのですが、今施設利用者にとって伝えたいこととは相反するのです。不経済的でももっと大事なことがあります。加えて、経済観念を極めたものがギャンブラーでもあるのだろうと僕は思っています。

 

私見です。

パチンコで勝った額が、どう考えてもサラリーマンの日当を超える。パチスロの1日の勝ち分が競馬1レースの数分で手に入る。競馬の数分で手に入るものが¨。

 

彼らはそんな世界で生きてきました。

僕はCOBYPLANで非効率的(不経済)な作業の中に関わっている人たちとその時間、思い、それらがわかる人たちに成長してほしいと思いながら日々付き合っています。

 

だから僕は遠方からお米や野菜が届くたびに、これが佐賀までどうやって届いたのか事あるごとにみんなに伝えています。

しつこすぎて僕が昔嫌だったおじさんの説教みたいになっていないか心配ですが。

 

まとめます!

いつも献品、献金ありがとうございます!

責任持って施設の利用者みんなに届けます!

飛行機ではなく新幹線、そして富士山

2023/02/26

新幹線の中から見る富士。

何度見てもすごいなと思う。今でこそこっちの見え方だけど、

20代の頃は違う見え方だった。

一緒に上京したパートナーに見限られた僕は、無力を感じ、肢体不自由児の時の支援に携わることになったのだ。

僕の生涯の恩師でもある江尻先生に誘われた、脳性麻痺の子供達を山中湖(山梨)に数日連れていくというプロジェクトだ。

その時の ふくし の視点は、その後僕が医療の道に進んでからもずっと生き続けている。

 

 

山梨側から見る富士と、新幹線から見る富士は全く別物。

僕は当時チャラく、いや今でもチャラいのだけれども、それを面白がった朝日新聞の記者が行動障がいのある子供に寄り添い山中湖のほとりで富士山を眺める僕とその子の姿を激写し記事にしてくれた。

その記事、今でも探せばあるのだろうか。

 

誰かを敵にしてしまいそうだが、僕は山梨から見た富士が好きだ。

好きや嫌いは理屈じゃないから仕方がない。

 

ん?

 

 

 

そうそう、富士は山梨か静岡かという話だ。

富士山を上から見ることができる人たちもいることをご存知だろうか。いや、大抵上から見ることができる人たちが多いだろう。

でも僕に限っては、それは難しい。知っての通り飛行機ほど危険な乗り物はないと考えている故上から見ることは難しいのだ。

 

本題に入る。

僕は今東京から帰るための新幹線の中だ。

実はこれまで、飛行機に乗らないのは怖いからだと思っていた。あんな鉄の塊が空を飛べる理屈がわからないし、わかったところでどこの誰だかわからない人間に命を預けるわけにはいかない、ましてや事故の確率が極めて低いとはいえ、何かあった時の致死率は極めて高いのは自明ではないか。そもそもそんなに命懸けで移動をする必要性があるのかという至極真っ当な理由?だと思っていた。

 

ところが、僕の飛行機嫌いの理由が実は違うのではないかという一つの仮説に辿り着いたんだ。

怖いからじゃなくて、上から見るのが嫌なんじゃないかというものだ。

 

一つの事象をどこから見るかで見え方は違うというのは、

理屈抜きに当然のこと。

 

僕は物事を上から見たくない理由で飛行機が嫌いなんだ。

今日ぼくは東京に、近藤恒雄氏のメモリアルイベントに参加するためにきた。その帰りだからこその気づきかもしれない。近藤さんは俯瞰する様なことは決してしなかった。富士の例えで言えば、どっちの味方も正しい、その方向からの見え方が必要な人にちゃんと届くことが大事というものだった様に思う。上から見ると遠い、俯瞰はいらない。ともに、そしてそばでこそ、といったものを実践していたのが近藤さんだった気がする。

 

よし、飛行機の問題が解決した。

飛行機が怖いというのはもうやめよう。

 

髪をかきあげながら、まだこの問いに答えなければならないのかと心の中で呟きつつ、ふー、物事を上から見るのが嫌いなんで飛行機に乗るのをやめたんだって言おう。

ついでに地に足をつけ、そばにいたいんだ!とボソっと言おう。

飛行機が怖いなんて悟られない様に。

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