COBYPLAN

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体験談発表

2023/03/28

県の精神保健福祉センターではギャンブラー家族のための定期的な家族教室を行なっている。新しく相談される方もいれば、定期的に参加されギャンブル依存症の学びを深めているようだ。

今回はギャンブラー本人の体験談と社会資源の一つであるCOBYPLANの説明をしてくれとお呼ばれし行ってきた。

 

久しぶりに会う家族の会のメンバーさんに声をかけてもらった。

山田の兄弟かと思ったと言われたとおり、僕は髪がロングになっていてそしてところどころ明るい。いわゆるチャラ山のチャラ(い)を存分に発揮しているのだ。驚いたようだったが仕方ない。

もし僕が初めて参加する家族教室で施設の代表がそんなだったらどう思うだろう。あまり良い結果が見えてこないのでこれ以上考えるのはやめることにした。

 

体験談の発表は施設利用中の2名を指名した。

TBSとTKSのTSコンビ。

どうやってギャンブラーになっていったのか、

どれだけ嘘をついてきたのか、

どうやって辞めようとしたのか、

結果何が起こったのか、

施設に来てどうなのか。

 

包み隠すことなく、リアルを語ってくれた。

親に困ったことを相談するくらいなら反社会的な行動で対処する。

自分ではやめることができない。でもどうしていいかわからないから命をたとう。

その感覚、ここで伝える術を僕は持っていない。

それはおそらく誰も持ち得えない。リアルを語る本人がそこにいて、その場を共有した者にだけ伝わるのかもしれない。

 

話を聞いていて、施設につながってくる人たちがどれくらい崖っぷちかを再認識した。入り口での僕らの対応は間違っていないだろうか。自問自答する。

 

今施設で楽しんでいる。

この言葉を聞いて、胸を撫で下ろす。

 

今日は大事な話を聞かせてくれてありがとう。

 

お前たち〜最高だぜ!うぉ〜

(タート○トークのクラッシュばりにね)←もちろん知ってるよね!

不躾をお許しださいませ

2023/03/08

不躾なんて言葉を使うと、半分親のせいにするみたいでこれまた育ちの悪さを露呈してしまいますが、さまざまな方々から献品、本当に感謝しております。都度ご挨拶したいのですが、現場の忙しさに託けてご連絡できずにいます。

できるだけ施設自体も自立して、その中で困っている人たちへの支援をしていきたいと考えていますが、献品は非常にありがたいことです。

しかしながら、現金は不要です。

その理由はモノの価値が変わるからです。

僕は経済学者ではないので、決して物価のことを話しているわけではありません。

献品してくださる方々の思いをそのまま施設利用者に届けたいからなのですが、現金だと使われ方が不明瞭になってしまいます。いただいたものを今必要な物に変えて届けることになってしまいます。

 

お金は汎用的で便利なのですが、今施設利用者にとって伝えたいこととは相反するのです。不経済的でももっと大事なことがあります。加えて、経済観念を極めたものがギャンブラーでもあるのだろうと僕は思っています。

 

私見です。

パチンコで勝った額が、どう考えてもサラリーマンの日当を超える。パチスロの1日の勝ち分が競馬1レースの数分で手に入る。競馬の数分で手に入るものが¨。

 

彼らはそんな世界で生きてきました。

僕はCOBYPLANで非効率的(不経済)な作業の中に関わっている人たちとその時間、思い、それらがわかる人たちに成長してほしいと思いながら日々付き合っています。

 

だから僕は遠方からお米や野菜が届くたびに、これが佐賀までどうやって届いたのか事あるごとにみんなに伝えています。

しつこすぎて僕が昔嫌だったおじさんの説教みたいになっていないか心配ですが。

 

まとめます!

いつも献品、献金ありがとうございます!

責任持って施設の利用者みんなに届けます!

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