COBYPLAN

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感謝の手紙

2023/10/27

グレイスロード(山梨)のメンバーに冗談は通じますか?

グレイスロードのメンバーは冗談しか通じないよ。

 

山梨遠征は、このやりとりから始まった。

果し状を送り、果たし受け状を受け取り、そして手前で準備したマイクロバスに揺られて片道16時間の旅に出る。

 

 

こちらは、果し状を受け取るグレイスロードのセンター長池田さんの画。

道中狭い空間で閉じ込められればストレスも高まり、各人の癖や特徴、良いところや悪いところが垣間見れて運転手の僕はとても面白かったのだけど、みんなは大変だったろう。

それでも、いい年こいた成人男性が遠足みたいなことをすることもそうないだろうし、いい経験をした、、はず!!

 

山梨から戻ったら素敵な手紙を受け取った。

COBYPLAN宛の手紙で「感謝の手紙」在中と裏に書いてある。送り主はわからない。

僕は猜疑心の強い人間なので、誰かのいたずらか何かかと思って実は恐る恐る開封したらば、

美しい字で山梨遠征の一部始終についての感謝の手紙だった。

 

 

僕は誰かに褒めてもらいたくて今の活動をやっているわけではなく、

やはり自分のためにやっている活動なんだけれども、

それでもこの活動が誰かに見守られていることを思うと、

安心するし、だからこそ襟を正さないといけない思いにもなる。

僕らの活動のほとんどは、ギャンブルによって疲れ切ったギャンブラー本人やその家族からの支援ではなく国からの支援で成立する。未だに、自業自得だろ?病気?という風潮は続いていて役所で手続きしようにも受け付けてもらえないことが多く難儀する。戦うことはしたくないのに、未だに戦わなければならない局面は多い。

そして僕らも疲弊する。

 

以前にもどこかで喋ったか、どこかに書いたか覚えていないがCOBYPLANなんて施設は将来的には無くなってしまった方がいい。その考えは今でも変わらない。

だってそうじゃないか、施設がなくて済むということはギャンブル問題で生きていくことがどうにもならなくなった人たちがいなくなるということ。それこそ誰もが幸せな結果のはずなんだ。それでも施設のみんなと生きている。そんな自己矛盾を抱えながら日々生きている中で、こんな素敵な手紙をいただくことができた。誰がどこから送ったのか、想像もつかないけど嬉しかった。ありがとうございました。

 

 

それで山梨の試合の件。

 

マイクロバスに乗ってぎゅうぎゅうの鮨詰め状態で移動する。

覆面パトカーに数回遭遇したけど、冷静にみんなの安全を守りました。

僕は往復のべ32時間の運転で佐賀に戻ってから、時差ぼけになりました。あは。

 

 

フットサルの試合は惜敗。今気がついたけど、COBYPLANのメンバーは髪の毛染めてる率高い件。

 

 

ソフトボールの試合は勝利。この日の前にエース級のメンバーが施設を出ていくことになったとかなってないとか。施設あるあるではあります。実はこの日僕も、試合に出るつもりで準備してたし、なんなら落合マジックばりの采配で、勝利に貢献したいなと考えていたのに甲府の地で施設を出ていくと決めた仲間がいて、対応に苦慮し出場したのは最後のバッティングのみ。1打数1安打2打点のツーランホームランでした、あは。

 

 

マリオになって、カメラマンとしても活躍した。施設の代表がこれで大丈夫かどうかはわかりません。でも楽しんだもん勝ち。

 

 

本当は今回の試合、エキシビジョンマッチではなく勝利にこだわったものだったのだが、

僕が監督でもキャプテンでもなかったおかげで、結局全員出場。足のわるい亀吉は打つのみ。構えていた代走のルミナスがバッターランナーとしてフライングする画。

こういうの、いいなぁ。

COBYPLANはできること(得意なこと)とできない(得意じゃないこと)ことのギャップが大きい人たちが集まっている。施設の中では、それをたとえ表面的であったとしても支え合って生活している。いつかここから旅立ったとしても、それは生きていく上で大事にしてほしい。

 

 

終わったら、グレイスロードのメンバー、COBYPLANのメンバー全員でバーベキュー大会。

準備に追われた職員の皆様ありがとうございました。お腹いっぱい、胸いっぱいで楽しんでいたようです。

 

 

最後に全体写真を撮って終了。

夜はミーティングで分かち合い、翌朝早いにもかかわらず見送りしてくれた仲間たち、ありがとうございました。

 

苦しんでいたのは自分だけじゃない。

仲間がいる。

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